せん妄勉強会まとめ
評価を充実することが目的じゃなくて
アクションに繋げることが大事
そして見ていることを伝える
→肯定評価を行いモチベーションを保たせる
「不眠・せん妄に対する実践的・効果的な多職種アプローチ」
見逃しのリスクを高めるもの@看護師
1:認知症:治せるせん妄なのに見逃される
2:80歳以上:年齢のせいでしょ
3:視覚障害:
4:低活動型せん妄:notうつ病
論文によれば、低活動型は30ー50%とも、そして全群で過活動型より多い
見逃す理由→家族や医療者は困らない→患者はつらい(混乱・幻覚)
うつ病と間違えると治療もケアも逆だから悪化する
また元々精神疾患があるとせん妄は見逃されやすい
ともかくスクリーニング大事:CAMでもDSTでもいいから持続可能なものを選択する
せん妄でほぼ100%あるのは注意力障害(と夜間睡眠障害)
注意力障害チェックにはSerial7(100から7を順番に5回引いてください)
→計算問題にしないこと!何を引くんだっけとなるときは答えを言いたい気持ちを我慢して「それも思い出しながら計算をしてください」等と返す
→質問を聞いていたか、最後まで覚えていられるか、何回引くかなどの対応をみる
「体がつらいとぼんやりすることが多いので、皆さんに聞いているのですが答えていただけますか?」とクッションいれるの大事!
(それでも怒る人はすでにせん妄かも)
アルコール評価にはAUDIT-C
せん妄直接因子としてBZP
6ヶ月以上定期服用患者は依存形成ありとして、同量継続
それ以下ならBZP中止・変更している
時間があるならベンゾ置換やOFFの相談を先にしておいては
睡眠衛生指導:眠くなってから布団にはいること、就寝時間にこだわらない、朝は同じ時間に起きる
非薬物治療大事!
本人にとっての不快を快に、非日常を日常に近づける
例)ICUでの補聴器使用は、夜間はOFFにしたほうがいいかも
多職種スタッフ(DrNrsPhOTPT)・患者家族への教育大事
岡大「せん妄パンフレット」「VTR せん妄をご存知ですか?」活用して
(準備因子、直接因子、促進因子については各々検索してください)