2021/11/19ミドルマネジャー講演まとめ
困ったときこそロジカルに、という箇条書き。
読みにくさ、堪忍。
講演1
組織:意識的に調整された2人以上の人々の活動や諸力のシステム Chester Barnard
→人数に関わらず、共有する目指すべきゴールがあればすでに組織
成立の3要素:共通目的、コミュニケーション、貢献意欲
1 共通目的→組織としてのミッション、ビジョン
共通目的が明確で、組織に参加しようとする個人の目的と合致している
すべての基本はミッションにある
2 コミュニケーション→共通目的達成に向けた協働意欲に束ねるための機能→ミドルマネジメントの役割
正確な情報伝達、組織←→メンバー、メンバー同士の意思疎通→共通目的理解↑貢献意欲↑
3 貢献意欲→共通目的達成のために必要、引き出すためのマネジメントも必要
個人のモチベーションや仕事への意欲
二要因理論/動機づけ・衛生理論 不満を減らす要因、満足度を高める要因はそれぞれ別(ハーズバーグ)
講演2
ミドルマネージャー:トップとボトムをつなぐ、トップの示すビジョン→メンバーに伝える:目標実現のための戦略を推進する中間層
求められるマネジメントスキル
→問題、原因、課題を分けて事実を理解すること
問題:目標と現状の差、解決すべき事柄、観測された現象:客観的事実
→「組織や部門として」の目標、not各個人
→目標・現状を把握、問題か否かの事実を切り分ける
原因:問題が起こる理由
→網羅的(MECE)に考える
→目についた原因、自分にとって都合のいい原因で済ませない
課題:問題解決のためにやるべきこと、やると決めたこと
→組織行動として、納得感ある施策か
→問題・原因・課題の流れに整合性・合理性はあるか
→課題解決のストーリーを語る
教育的コミュニケーション:
メンバーの考えを述べさせる
メンバーの考えを支える根拠を探る
→語ってもらう、論理的に物事を捉える、我慢が必要なフェーズ
→聞いた意見(主観で成り立つ)と 客観的事実(根拠・事実で固める)を分ける
指導者が一般論を教える
→相手の状態に合わせ、網羅的・深堀的・新たな視点などを教える
指導者がメンバーの正しく行えた点を指摘する
指導者がメンバーの誤りを正す
→終末効果の関係から、最後に「謝りを正す」を持ってくると学習者の印象に残りやすい
→適切なリーダーシップを用いる、マネジメントのつもりで丸投げしない
リーダーシップ:
支援型 部下能力 中~高、意欲 不安定:部下を尊重し達成を支援:サーバント
コーチ型 部下能力 低~中、意欲 低い:指示を与えつつ意見も取り入れる:OJT(意図的・計画的・継続的)・PBL問題解決型学習
委任型 部下能力 高い、意欲 高い:部下に権限・行動を委任する:エンパワーメント
指示型 部下能力 低い、意欲 高い:具体的に指示監督し、行動を統制する:OJT・指示命令
※日本は組織階層重視であり、組織メンバー合意形成重視でもある
→人間性と信頼関係が重要
→リーダーシップとフォロワーシップの教育、両方大事、見本であれ
フォロワーシップ:模範的フォロワー(主体的に行動、サポート、守備範囲以上の仕事をこなす、革新的・建設的)たれ
not孤立型、消極的、順応的
実務型に留まるな
任せる委任する:エンパワーメント、権限移譲、教育的コミュニケーションのひとつ
任せることを通じ、成果を上げながら、育成する
→なんでも任せちゃだめ、向いてるの(緊急性↓、失敗しても影響↓、能力育成に適、他部署調整不要)を任せる
→自分自身が責任を負いきれるか、リスク度合いをしっかり勘案
→任せ方も使い分ける
指示型 作業が曖昧、メンバー自立性↓や経験浅いとき:目標手順期間など進め方を具体的に指示
達成指向型 作業が不明確・難題、メンバー意欲↑能力↑:困難な目標設定だが尽力を要請
参加型 課題解決に十分時間があり、メンバー意欲高い:リーダー主導でメンバーにも相談
支援型 作業が明確、互いの権限が明確:メンバー尊重、必要時支援
その他
コンフリクト・マネジメント
モチベーション管理
オペレーション・マネジメント
ボス・マネジメント
ナレッジ・マネジメント
アンガ-・マネジメント
【ドラマ】アンサングシンデレラ1話感想
ついに放送となりました。
ずっとCMを見続けたために膨れ上がった不安が逆に保険となって(?)
なんだか・・・とてもよかった・・・という総括感想です。
オープニングの彼女たちとエンディングの彼女たちの未来が対比になっていて
眩しかった。
「この薬と向き合ってほしい」という台詞も、小学生のころからかかわっているから出てきたのであれば違和感なく受け入れられました。
また別シーンの、赤ちゃんとのシーンで「え、先生どうしよう」っていう患者さんの台詞が、ものすごくリアリティがあってまた自分がそう思ったことに驚いたり。
それにしても瀬野さんが一番何考えてるのかわかりづらかった・・・。
当直で後輩からコール来てあの対応は患者さんのためになるんかい?と思うし
(そのあとフォローするつもりで戻ってきてくれてましたけど)
葵さんに「もっと患者さんのために働け」って
あれ以上患者さんに時間使ってたら調剤室回んなくなるだろうから
「もっと(時間も他職種との連携もうまく調整して)患者さんのために働け」なんだろうけども。
思いのほか翌日の業務で、しっかりやらなきゃと思えたのが意外でした。
励まされているようです。
ドキドキしながら、今後も感想を書いていけたら。
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アンサングシンデレラ、ドラマ化?!
三連休前の金曜日、帰り道にこんなニュースが飛び込んできました。
石原さとみが高畑充希に「共演NG」!?ドラマ『アンサングシンデレラ』で原点回帰! https://taishu.jp/articles/-/71448
前半は(どうでも)いいとして、後半ですよ!
マジか!マジでか!!という喜びと
大丈夫か!ちゃんといい内容に仕上げてくれるのか!!ドラマ化!!という不安とが
ない混ぜになった、複雑で、でも熱量のある気持ちになり、いきおいそのまま飲みに行きました。
公式情報が待ち遠しい所ではありますが
情報解禁日の都合もありましょう。
というわけで、いち病院薬剤師として、勝手に騒ぎます!!
気になるのは、まずキャスト。
瀬野さんを誰がやるか?
パッと浮かんだのがアラタさんで、これは完全にアンナチュラル脳でした(笑)
しかし、年齢的にはもう一世代下が良さそうかな。
あのぶっきらぼうさがしっかり出るといいですね。
よく、外科医役の役者さんは手技の練習をすると言いますが
今回の場合は薬学部OSCEとかやるんでしょうか。
がんのお話は入ると思うので、抗がん剤混注とガウンテクニックも練習が必要です。
そして、ストーリー。
変にラブコメ化しなくていいですからね。
(ないとは思うが)
原作に沿った実写化が理想かなと思います。
発表時、反発(?)意見もあったドラッグストア小野塚さんエピソードに関しては、これから発展していくのが楽しみだなと思っている単行本派です。
ストーリー展開として違和感はなかったし、あれをみて、小野塚さん嫌いになる人いないと思うんです
正直どの業界もピンキリで、もちろん病院薬剤師でもキリのキリだなって人や場所もありますし。
この辺からはマニアックに。
撮影場所はどうするんでしょう。
もちろんスタジオは作るでしょうけど
どっかの大学の模擬薬局と、付属病院を借りるのかな。
となると、そこでOSCEもお願いできるかもしれませんね。
てことは薬学部があって附属病院のある大学が有力かも。
都内近郊でと考えると、昭和大、慶応大、東邦大、北里大(の模擬薬局はキャンパス別でしょうかね?)、帝京大、日大(はキャンパスと附属病院が遠いか)に絞り込めます。
まあ、普通に大学と病院、別々にお願いするかもしれませんけど。
さて、分包機メーカーはどこがくるでしょう。
外来も院内調剤の設定のままでいくでしょうから、いりますよね?(笑)
ユヤマ、トーショー、タカゾノ。
ここは皆さんの推しをお聞きしたいところです。
色々書いたし、今日はこんなところで。
あ、最後に、白衣のボタンは絶対閉めないとだめだかんね!!
ステロイド服用期間と離脱と副腎不全
PSL(プレドニゾロン)換算で5mg/日以上を3週間以上継続 服薬してたら
OFF後の副腎不全(謎の発熱、keyは「本人もなぜだろうって不思議がってる」)に注意。
疑わしい際はPSL再開し、慎重にテーパー。
PSL5mg/日→隔日へ減→OFF が当院では現実的か。
【参考資料】
・富山大学 麻酔科学講座
麻酔科勉強会
http://www.med.u-toyama.ac.jp/anesth/z.html
>第75回 『周術期ステロイドカバーと副腎不全』2018年11月15日
http://www.med.u-toyama.ac.jp/anesth/text/Case%2075.pdf
・The Steroid Withdrawal Syndrome: A Review of the Implications, Etiology, and Treatments
https://www.jpsmjournal.com/article/S0885-3924(06)00718-4/fulltext
・公益社団法人福岡県薬剤師会
おくすりQ&A>市販薬・治療薬・治療法>2.副腎皮質ステロイ ド剤(内服薬)の効力比
https://www.fpa.or.jp/johocenter/yakuji-main/kusuriqanda.html
今日の治療薬2019 抜粋
・ストレスのない状態の成人ヒドロコルチゾン分泌量約10mg/ 日=PSL換算だと約2.5mg
・副腎不全、離脱症候群の成人1日量:ヒドロコルチゾン15~20mg(維持量)
・離脱治療の際は、PSL(など半減期の長くないGC)を朝1回or 隔日投与
(治療で使用する際は炎症作用が切れるため症状悪化に注意)
・服用忘れの際は、服薬時間を変えても原則1日量は処方通り服用指示
アンサングシンデレラ2巻感想
待望の第2巻!ということで、感想をば。
↓1巻の感想はリンクから。
読後感としては「胸が苦しい…」でした(笑)
刈谷さんも瀬野さんも、かっこよすぎませんか。
こんな先輩になれるんでしょうか。
「やるべきことは?」と問えるでしょうか。
メンターほしいです。
第6話 薬も積もれば
そうそうそう、卒業後の情報交換めっちゃ大事!!
同資格の他業種友人と、ふわふわと話すことから道が見えてきたりする。
ちなみに、全然別の職種の友人と繋がっているのも大切です。
働く理由も優先事項もひとそれぞれ。
私も「なんで?」て聞かれまくった時期があるので
刈谷さんと話してみたいと思いました。
第7話 病院の外~第8話 ひとりよがり
入院時持参薬で、季節外れのサンタクロース沙汰、ていうのは残念ながらあるあるです…。
透析患者さんを受け持ったことはないですが、腎機能低下患者さんの用法も複雑でなかなか厳しい。
(腎臓大切にしようと思う)
調剤薬局がとか、ドラッグストアがとかいう話ではなく。
ただ作業順序的に下流にいる人が、前行程のミスを指摘する構造だってことなんだと思います。
アダラート割るかあ…デパケン(not徐放錠)を分包して吸湿させちゃうのと同じくらいの衝撃度。
夜勤帯のサポートを日勤帯で出来ないのか、とか
後から届ける(取りに来る)じゃだめですか、とか。
もやもやしますね、このお話は。
自分も、プライベートの時間に、仕事の情報を調べるようになったのは
今の職場で落ち着いてきてからで。
その前は小野塚さんと同じような気持ちだったかもなと思い出していました。
プライベートの時間を仕事に費やしたくない!とは思ってたな。うん。
自分の知識が治療に反映しない中で、そのモチベーションを保てっていうのは酷な話だなと。
それにしても瀬野さんかっこよすぎるだろう。
第9話 清く正しく
一番驚いたお話でした。
接遇委員会ラウンドって結構メジャーなんでしょうか。
服装規定について、看護部以外は緩いところで働いてきたからかもしれませんが…あれやられたらドン引くわ…と思いました。
整理整頓は分かります。
指摘は必要です。
しかし看護師松永さんの意見には、葵さん並みに言い返してしまいそうです。
第10話 夢と懐
既往歴も持参薬もなしの患者さんは、嬉しいような いやいやどうして手強かったり(?)するわけですが。
治療への不安やモチベーションや展望を決める、大事な第一印象ですから。
六谷先生「伝達係じゃないでしょ?」
ほんと、その通りです…AとPを足して報告せにゃ。
でもちゃんと葵さんが感じて、看護師さんたちと話して共有して、自分なりの対応がとれてよかったなと思いました。