アンサングシンデレラ単行本感想
以前1話目の感想を書きましたが、今は3話目まで期間限定で?無料配信されているようです。
1話を読んだときはかなり自分の職業的立場から読んでいたので
1巻通して読んでようやく少し普段の「読者」の立場になれたような気がします(苦笑)
単行本を読んで最初の感想は
「味方につけるべきは、看護部だよね~!!」だったわけですが。
(全っ然、読者の立場じゃない)
ここからは内容に触れますので読んだ後に。
まず第1話冒頭部分。
「いらなくない?」
大事な掴みなのでこういう言い回しになっていると理解しました。
でも、本当に6年制の子たちにこんなこと思わせたくない、とも思った。
昔はこう思ったこともあったけど、今は思わないのは責任を果たせてるということなのでしょう。
・・・か(笑)
出来るもんならやってみろとか思うもんね。(多分それ話のベクトル違う)
そして第3話、救急看護師 豊中さんの
「いる意味あるんだかないんだか分かんない」も。
(そういえば刈谷さんといい、中の人は名古屋方面なのでしょうか)
自分にとっての一番大きな変化は
ドラマティックな描き方をしてもらったことで
当たり前なんだけど、患者さん自身のストーリーが元々あった上で
自分たちの仕事の日常があるということに
逆に気付くことができた、ということでしょうか。
第1話の庭師の古賀さんは「早死にしても最後の仕事を見届けたくて」
第2話のシングルマザーの山口さんは仕事と生活に追い詰められていて
第5話の優香ちゃんは複合的な理由で退院したくなくて
そんな背景に目を配る視点を提示してもらえたことが大きいかもしれません。
さて、普通にこの漫画を目にした人がどう思うか。
それを教えてもらえたら嬉しいです。